5014AB号と5015AB号
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1015B号を降ろす('78.10.1) | 1015A号を吊り上げ('78.10.1) |
降ろされた1014AB号('78.10.1) |
●1014AB号と1015AB号の搬入
ラッシュ時の連節車の運行により積み残しが減り、市民に評判が良かったため、交通局では連節車の増備を行うことにしました。
残った車両の内、少しでも状態が良かった1014AB号と1015AB号を増備車にすることになりました。前回は西鉄で改造した車両を搬入したのですが、連節車に関するノウハウが蓄積されたこともあって、今回はスクラップ扱いの状態で1980.10.1に搬入し、自局で改造することにしました。
写真を見てもわかるようにかなり痛みがひどく、集電装置も広島電鉄や筑豊電鉄の予備品として売却されていたため、付属品はありませんでした。
5014AB号の出発式('78.12.26) |
●増備車運行開始
連節車は整備、改造された後、まず1978.12.26に5014AB号が運行を開始しました。上の写真はその出発式の様子です。
写真の女性は貸切バスのガイドとして乗務している人で、貸切バス業務の縮小(1979.に廃止)に伴い、ほぼ1年間連節車の車掌として活躍しました。
続いて1979.4.6に5015AB号が登場。連節車の4本体制となり、朝ラッシュには全車両稼働していました。
●1次車との違い
この増備車は5010AB号・5011AB号の1次車と大きく異なる部分があります。
・集電装置がないので、ボギー車と同様のZパンタを取り付た → のちに1次車もZパンタとなる
・自局改造のため西鉄タイプの5の車号がなく、在来車と同じ字体になった