開通記念の共進会
大14(1925).8.1の開通1周年、翌年の2周年共に様々な記念会が催された。水前寺の花火大会(1周年)や職員の仮装行列(2周年)など、とても賑やかであった。
共進会の花電車
特に開通翌年の大14(1925).には当時の三大事業、すなわち電車・上水道・二十三連隊移転事業を記念して、大規模な共進会が3.20〜5.3までの45日間にわたって二十三連隊跡地で行われた。市電もこの共進会のために10形5両(33〜37)を新造して27両とし、また水前寺支線の単線区間(水前寺駅前〜水前寺0.4mile:約0.6km)の複線化を行って、輸送力の増強に努めた。さらに「共進会門前」「共進会西門前」の仮停留場を設け、会場への乗客の便利を図った。共進会のPRとしては広告をおこなったり、花電車を会期中走らせた。
月 | 月間乗客数 | 収入 | 一日平均乗客数 | 一日平均収入 |
3 | 866,198 | 50,873円72銭 | 27,942 | 1,641円08銭7厘 |
4 | 1,400,867 | 85,774円64銭 | 46,696 | 2,859円15銭4厘 |