川尻電車を飲もう!(94-16)

 先日、ふとしたきっかけで「川尻電車」という焼酎が販売されていることを知りました。そこでこの焼酎について取材してきましたのでご紹介しましょう。

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店頭に並べられている焼酎 焼酎のラベル(クリックで拡大)

●「川尻電車」はプライベートレーベル
 まず「川尻電車」を製造している東肥醸造株式会社に電話して、この焼酎について訊ねてみました。すると意外な返事。「「川尻電車」という焼酎はうちで製造していますが、地元の林酒店のプライベートレーベルですので、そちらでお買い求め下さい。」ということでした。酒屋がこういったプライベートレーベルを出すからには、きっと何かいろいろな裏話があるだろうと思い、早速訪問してみました。

●ネーミングのきっかけ
 林酒店で奥さんにいろいろと伺ってみました。
 この店で販売している酒類にはいろいろなプライベートレーベルがあり、「加勢川」「船着場」など地元に密着したネーミングがされています。1年半〜2年くらい前純米焼酎を販売する際にいい名前はないものかと思案していたところ、たまたま新聞に川尻電車のことが掲載されたので、近くに川尻電車も走っていたこともあって「川尻電車」という名前にしたそうです。
 実はその話を伺う前に「お店が現市長の自宅のすぐ近くだから、何か関連があるのでは?」と思っていたのですが、関係はありませんでした。(笑)

●販売状況は?
 この店でしか売っていないわけですから、そんなに数はないだろうと売り切れを心配していました。ところが、製造会社がすぐ近くですから、1回に2〜3ケース(1ケースは12本)作ってもらい、在庫が少なくなればまた発注という方法をとっているそうです。ラベルだけは事前に2,000枚印刷して渡してあるということです。そんなわけで、売り切れの心配はまったくいりません。
 地元では名前が知られている焼酎のようで、年輩の方が買いに来たり、熊本出身で現在遠方に住んでいる方がおみやげに買っていったりするそうです。
 サイズもよく売られている4合瓶(720ml)ではなく、一回り小さい500ml。それで価格も720円とお手頃です。居酒屋でも手に入るようですが、価格が上乗せされていますので、直接お店から買った方がお得です。

●焼酎「川尻電車」
 焼酎ですから、飲んで味を確かめて紹介するのがスジですが、もったいなくてまだ飲んでいません。
 ラベルを見るといろいろな事が書いてあります。「川尻電車」という名前の他に簡単な路線図、市電の写真、「電車に揺られた あの頃の 懐かしい思いを 胸に抱いて」という言葉も書かれています。
 純米焼酎25度で、中身はお店のオリジナルのものではないとのことです。

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林酒店外観
所在地:熊本市八幡6丁目4−12
電話番号:0120−081884
       096−357−9075
営業時間:夜7時まで受け付け
注文方法:電話による
熊本市内の配達区域については電話で御確認下さい。
県外発送も承ります。
店舗までの交通
JR:川尻駅より徒歩5分。
市営バス
交通センター8番乗り場より市道経由川尻町方面行き、若宮神社前下車徒歩1分
交通センター7番乗り場より国道経由川尻町方面行き、八幡町または川尻駅前下車徒歩3分
産交バス
交通センター8番乗り場より市道経由国町、松橋、海路口方面行き、若宮神社前下車徒歩1分
交通センター7番乗り場より国道経由国町、松橋、平木橋方面行き、八幡町または川尻駅前下車徒歩3分